眼瞼内反症は、ご高齢の方の下まぶたに多く、加齢によるものです。

主に、lower eyelid retractors(LER)という下まぶたを支えている組織が、加齢によってゆるんで、まぶたが眼の表面の方へ向いてしまい、まつ毛が眼の方面に触れている状態です。そして、まつ毛だけではなく、まぶたの皮膚の部分が、眼の表面に触れてしまい、痛みが出ていることもあります。症状がひどいと、角膜が長年の傷でにごってしまい、視力が悪くなることもあります。

自然軽快は期待できません。まつ毛を抜くことで一時的に症状は改善しますが、また生えてくるため根本的な解決にはなりません。そして、また生えてくるときに、まつ毛が硬く短い状態で眼の表面に触れ、眼の表面により悪い影響が出るため、そもそもまつ毛を抜いてはならないとされています。また、皮膚が眼の表面に触れている場合には、まつ毛を抜いても痛みは完全には取れません。

 

手術は、局所麻酔で行う日帰り手術で、時間はおよそ15分です。ゆるんでいるまぶたを支える組織を短縮することで、改善が可能です。

下の写真は左側が手術前、右側が手術後です。手術後の写真は傷がやや目立ちますがいずれわからなくなります。

これまで、多くの方々がご紹介で受診され、手術で改善しております。

しかし、中には、これまで他院でまつ毛を抜き続けてきたが、きちんとした病態の説明を受けたことがなく、当院を受診されて初めて手術治療が可能なことを知り、手術をなさる方もいます。

当院は眼科ですので、目の表面の傷の評価や視力への影響を適切に行なっております。

逆さまつ毛にて、現状の治療内容に疑問を感じている方は是非当院を受診していただければと思います。