涙目の原因として、涙道閉塞があります。

涙目の分類としては、導涙性流涙です。

涙はめがしらにある涙点という小さな穴から、涙小管→涙のう→鼻涙管を通って、鼻の穴の奥に流れ出るようになっています。

 

この涙の出ていく道がどこかで通らなくなってしまって、涙目になる状態を涙道閉塞といいます。

 

通水テストという、涙点から水を通して通るかどうかを実際に確認する検査をするとわかります。

 

涙道閉塞は目薬では治りません。治療は涙管チューブ挿入術と涙のう鼻腔吻合術があります。

 

当院では、涙管チューブ挿入術を毎週多数行っております。涙点から、涙管チューブという専用のチューブを入れることで、涙の道の狭くなった部分を広げる治療です。以下にこの手術のポイントをまとめます。

・保険適応の治療です。

・治療成功率は80%から85%程度です。

・局所麻酔で、日帰りで可能であり、ほとんどの場合で所要時間は5分以内の手術です。

・局所麻酔を行いますが、多少の痛みを伴う治療です。痛みは、つまっている部分の場所や、つまりの強さや長さによって変わります。

・チューブはおよそ2ヶ月間は入れたままとなりますが、日常生活に制限はありません。

・2週間に一度程度の診察が必要となります。

ご紹介いただく患者さんも多いですが、治らない涙目で困りはてていたり、涙道閉塞はうちでは治せないと言われて自主的に受診される方もかなり多いです。

 

当院で涙管チューブ挿入術は可能ですし、難しい症例も含めてこれまで多くの治療実績があります。これまで涙道関連の教科書を数編書いておりますが、まだまだ周知が不十分であると反省しております。ご自身で治療可能な施設を探して、当院を受診していただく方にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。

 

ご自身の判断で当院を受診される方においては、当院では涙道の治療のみを担当し、その他の眼科の病気は引き続きかかりつけで診ていただくようにしておりますので、紹介状はなくても問題はありません。

 

治らない涙目で困っている方、涙道閉塞はうちでは治せないと言われてしまった方は、どうぞご相談いただければと思います。