結膜弛緩症という病態があります。

 

結膜がゆるんで、しわを作ってしまう状態です。

 

涙が鼻涙管に入るための穴が、まぶたの内側にあります。涙点(るいてん)と名前がついています。

 

涙がこの涙点に行くまでの途中に、結膜弛緩が存在すると、涙がそこでせき止められて、外にこぼれてしまいます。こうして、結膜弛緩症は導涙性流涙の原因となります。

その他には、ゆるんだ結膜がまばたきの際にこすれて違和感を感じたり、ゆるんだ結膜のしわの部分に涙が入り込んでしまって、角膜が乾いてドライアイの原因となったりします。

 

結膜弛緩症による違和感やドライアイには点眼でも効果がありますが、涙目に対してはゆるんだ結膜を取り去ってしまう手術が有効です。

 

当院では結膜弛緩症に対して、焼灼法と切除縫合法を行っております。日帰りで可能で、緩んだ結膜の量にもよりますが、5分から15分の手術です。

 

当院で手術を行なう患者さんは、これまで結膜弛緩症による症状について、年齢のせいと言われただけだとおっしゃる方が多いです。

 

確かにご年齢の影響による病態ですが、適切な治療法があります。

 

気になる症状がある方や、年齢のせいとだけ説明を受けておられる方は、点眼加療や手術加療についてきちんと説明をいたしますので、いつでも受診してください。